デフォルトのロケールを日本語、その他サポートする言語を英語にしてみる。

1. 画面表示

画面に表示されるボタンの名称などを国際化対応にする。

日本語用、英語用のプロパティファイルを用意し、クラスパスに配置する。

例)FormResources_ja.properties (native2asciiコマンドなどでUnicodeエスケープ・シーケンスに変換する必要がある。)

executeButton=実行

例)FormResources_en.properties

executeButton=Execute

jspページの<f:view>タグ下に以下を追加

<f:view>
<f:loadBundle basename="FormResources" var="bundle"/>
・・・

ボタンの名称をリソースファイルのプロパティを使用して以下のように指定する。
```
<h:commandButton value="#{bundle.executeButton}" action="#{data1Bean.doSomething }"></h:commandButton>
```

2. メッセージ

エラーなどで使用するメッセージを国際化対応にする。

日本語用、英語用のプロパティファイルを用意し、クラスパスに配置する。

例)MessageResources_ja.properties (native2asciiコマンドなどでUnicodeエスケープ・シーケンスに変換する必要がある。)

myPackage.MyConverter.CONVERSION=変換エラーが発生しました。

例)MessageResources_en.properties

myPackage.MyConverter.CONVERSION=Conversion error occurred.

faces-config.xmlの<application>タグ内に以下を追加

<application>
・・・
	<message-bundle>MessageResources</message-bundle>
・・・
</application>

プログラム内からは以下のように取得する。

FacesContext ctx = FacesContext.getCurrentInstance();

Application app = ctx.getApplication();
UIViewRoot uivRoot = ctx.getViewRoot();

String messageBundle = app.getMessageBundle();
Locale locale = uivRoot.getLocale();

ResourceBundle rb = ResourceBundle.getBundle(messageBundle , locale);

String message = rb.getString("myPackage.MyConverter.CONVERSION"));

3.ロケールの切り替え

3.1.ブラウザの言語設定で行う。

IEの場合

[ツール]->[インターネットオプション]
[全般]タブ
[言語]ボタン
使用する言語を一番上に移動する。

Firefoxの場合

[ツール]->[オプション]
[コンテンツ]タブ
[言語設定]ボタン
使用する言語を一番上に移動する。

3.2.ページごとにロケールを指定する場合

<f:view>タグで指定する。
```
<f:view locale="en">
```

3.3.全てのページのロケールを指定する場合

faces-config.xmlの<locale-config>タグ内で<default-locale>のみ指定する。

3.4.プログラム内で動的に指定する場合

FacesContext ctx = FacesContext.getCurrentInstance();
ctx.getViewRoot().setLocale(new Locale("en"));

JSFの覚書